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フレームショップオオニシは、大事故車修理から軽板金までお客様の立場になって修理提案をするショップです。

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〒651-2124 兵庫県神戸市西区伊川谷町潤和　724-11

板金、塗装　施工例


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クラウン　ＪＺＳ175　ホイールアライメント

2020年7月23日
クラウン　エステート　ＪＺＳ175
中古車で購入したが真っ直ぐに走らないとの事で入庫しました。原因を探っていきます。

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クラウン　ＪＺＳ175　ホイールアライメント　ロアアーム

左フロントロアアームです。曲がっていませんか？
後に後退しています。

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クラウン　ＪＺＳ175　ホイールアライメント　ロアアーム

こちらは右フロントロアアームです。正常です。

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クラウン　ＪＺＳ175　ホイールアライメント

フロントロアアームとロアアームＮｏ2を取り外します。
ナックルアームも変形の可能性がありますがロアアームが偏心ボルトで調整可能なので取りあえずこの2点のみ交換をしてアライメント測定をしてみます。

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クラウン　ＪＺＳ175　ホイールアライメント　ロアアーム

新品ロアアーム、ロアアームＮｏ2.

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クラウン　ＪＺＳ175　ホイールアライメント

新品組み付け後。

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クラウン　ＪＺＳ175　ホイールアライメント

ホイールアライメント測定風景。
ここで問題発覚。左のナックルアームはポジ方向に変形していました。当初の予想通り変形はしていたのですがポジなら大変な方向です。下の画像を参照してください。

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クラウン　ＪＺＳ175　ホイールアライメント

キャンバをネガにしようとすると偏心カムを外側に回します。するとＮｏ2を支点としてロアアーム先端は後退をします。つまりセットバックを起こす訳です。ホイールベースが短くなります。
セットバックやオフセットはアライメント調整を行う上で最も重要な位置関係です。セットバックが無い状態でないと正しいアライメントは存在しません。当初の安易な考えが間違っていました。お客様と相談して再アライメントに取り掛かります。

クラウン　ＪＺＳ175　ホイールアライメント　ステアリングナックルアーム

左フロントステアリングナックルアームです。このアームを取り外しプレスを掛けてネガティブキャンバに変更します。

クラウン　ＪＺＳ175　ホイールアライメント　ナックル　プレス　加工

ネガティブ方向にプレス加工。その曲げ具合は今まで経験数値です。5ｍｍプレスで約1度のキャンバ変化となります。

クラウン　ＪＺＳ175　ホイールアライメント　キャンバ角

見事にマイナスの1度00分です。右側のキャンバ角がマイナス0度30分なので左側の偏心カムはポジ方向に調整が可能になりました。すなわちホイールベースが伸びる方向なのでセットバックが0度00分方向になります。
再アライメントの結果はホイールベースが左右共2779ｍｍ。キャンバ角はマイナス0度30分です。セットバック無し。キャンバ角左右差無しで納車します。

お客様の試乗感想を待つばかりです。


 

今回は当店をご利用頂きありがとうございました。
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